予約 | 手術が必要であれば、まず予約をしていただきます。当院では火曜日の午後が手術日です。 |
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付き添い | 通常は付き添い不要ですが、片眼を失明している方や、身の回りことが独りでできない方には付き添いをお願いいたします。 |
手術当日 | 2~3時間前に来院していただき、手術の準備を始めます。手術は30分位で終了し、手術室に入ってからの所用時間は45分程度です。 |
術後 | 手術1週間後までは毎日~1日おきに、1週間~1ヶ月後までは1週間毎に診察を行います。白内障手術よりも頻繁に受診していただかねばなりません。 |
術当日 | 病室に移り、点滴が終了するまで約30分安静にしていただきます。トイレや食事は通常どおりで結構です。日帰りの方は全身状態の安定を確認し、術後の通院と薬の説明をしてからお帰りいただきます。 |
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術翌日 | 翌日の診察後はご自分で点眼薬を点眼していただきます。傷の汚染や打撲を避けるよう注意して下さい。 |
保護眼鏡 | 術後約2週間は眼帯または保護用のゴーグルをつけていただきます。ご自分の眼鏡を使用する場合には、医師・看護師にご相談下さい。 |
入浴・洗髪 | 術後3日目までは周りを拭くだけにして下さい。4~7日目には眼が汚れないよう(フィルム眼帯を使用して)注意すれば入浴できます。片眼も不自由な方は無理をしないで下さい。1週間後からは普通に洗顔・洗髪して結構です。 |
仕事・スポーツ | 術後4日目からは軽い家事が可能です。1週間目からは軽い運動、車の運転が可能です。園芸、農作業、水泳などは1ヶ月以後にして下さい。 |
患者さんの自己判断で通院や薬を中断しないで下さい。
緑内障手術では術中・術後に合併症が起きるリスクが比較的高い(白内障手術に比べて)ことを、予めご承知いただかねばなりません。
低眼圧 | 緑内障の手術の目的は眼圧を下げることですが、下がりすぎても眼の機能が低下する恐れがあります。 |
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前房出血 | 手術中の軽度の出血は術後数日で自然吸収されます。 |
駆出性出血 | 手術中に突発的におきる脈絡膜からの出血で、頻度は0.15%とまれですが、いったん発生すると手術の続行は不可能です。後日、再手術が行われても良い視力を得られないことが多いです。 |
遅発性眼内炎 | 術後に長期間経過してから、薄くなった結膜から細菌が侵入して起こります。発症率は1.3%/年と報告されており、重症例では失明の恐れもあります。 |